「高血圧って何科を受診すればいいの?」「高血圧でも脳外科に行っていいの?」
とよく聞かれます。
だいたい皆さん内科か循環器科だと思っておられるようですが、脳外科もその選択肢の中のひとつなのです。
むしろ得意分野と言えるかもしれません。

高血圧は年齢とともに多くの方がなりうる、身近でありふれた病気です。
そしてほとんどの場合は自覚症状を伴いません。
そのため、救急車で搬送されてきた時に、高血圧であることにまったく気付かず病院に行ったこともないとおっしゃる患者様が意外と多いのです。

しかし、高血圧は動脈硬化を引き起こして、さらに脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、狭心症などの病気を引き起こす、とても怖い病気です。
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血予防のために高血圧の治療は必須です。
高血圧が長く続くと、脳血管性痴呆を生じることもあります。

脳外科では、血圧の管理は何よりも重要です。
当院では一度出したお薬をずっとただ出し続けるような事はしません。
常に患者さんの状態を見ながら、お薬を加減したり必要であれば変えるなど、微調整を繰り返しながら安定させていきます。
そのため、血圧の測り方から丁寧に伝え、毎日計って記録していただき、それを元に生活習慣の改善指導を行ったりお薬をお出ししています。

特に紹介状などがなくても、受診できます。おくすり手帳をご持参下さい。
血圧が高い安定しないなど、血圧でお悩みの方、お気軽にお越しください。