高脂血症も脳外科で診てくれるの?
と思われるかもしれませんが、実は脳梗塞と大きな関係があるんです。
脳梗塞は、主に動脈硬化が原因です。
動脈硬化は、高血圧と脂質異常が原因で進行します。
高脂血症(悪玉コレステロールと中性脂肪が多い状態)と善玉コレステロールの減少を脂質異常と言います。
動脈硬化が進行すると血管が硬くなって内側が狭くなり、血液が通りにくくなって狭窄や閉塞を生じさせます。
この閉塞が脳で起こるのが、脳梗塞です。
脂質異常は、自覚症状がありません。
健康診断で指摘されても、治療していない方も多く、治療していても途中でやめてしまう方もいます。その為、気付かぬうちに動脈硬化を進行させてしまう事があります。
脂質異常症は適切な治療を継続することがとても重要です。
青森県は塩分の摂り過ぎや高血圧、寒さが原因で脳梗塞になると思われがちですが、近年動脈硬化が主な原因となって起こる脳梗塞が増えています。
軽度の脂質異常であれば食生活の改善や適度な運動で改善される事もありますが、進行している場合や他に動脈硬化のリスク要因がある場合には薬物療法が必要になります。
脂質異常の薬には動脈硬化の進行抑制や改善が見込めるものも出てきています。
当院では、薬物療法と同時に、生活習慣の改善もしっかり続けられるように治療をしています。お気軽にお越しください。